39歳の備忘録的日記

39歳の男の思ったこと感じたこと

クリスマスの元町

おれはクリスマスイブに生まれた。

だからなのか、一年を通してホリデーシーズン、クリスマスシーズンが好きだ。

ハロウィンの少し怖くて賑やかな時期が終わった途端、街の多くはツリーをはじめとしたクリスマスの飾り付けをして、二ヶ月弱、冬の寒くも暖かい時期を迎い入れる。

f:id:you5chang:20231231140409j:image

 

 

ここは横浜元町。

このブログでも夏に登場した街だ。

元町プールがあるので、夏に投稿したことがあるが、ここは通年で素敵な街だ。石畳の車道をメインに両サイドに個性的な店舗が並ぶ。歩道も大きくとられており、ショッピングはもちろん、おれのような散歩をする人もたくさんいて、街は常に賑わっている。有名なチャーミングセール時は最も賑わうが、このメインストリートから一本入った道もまた素敵な店が多く並んでいて、こちらも昨今ではお祭り的な催しも開催していて、どちらも常時、楽しい場所なのだ。

この一本入った通りにかつて、父親の友人がジーンズショップを開いており、幼少期から何度か遊びに行ったことがある。この父親の友人がおそらく元町に住んでおり、今でいう宅飲みのような感じで遊びに行ったことが幼少期にあった。宅飲みの記憶は殆どないのだが、飲み物を買いに行ったのか、夜の今のような全くライトアップが無い、元町の裏通りを父親と二人歩いたことを記憶している。

場所はちょうどモトマチプラザの裏手あたり、ウチキパンのところだ。オレンジ色の灯りがやけに明るく、白い壁に反射していた。色々な方向に伸びる影が楽しく、その光景が印象に色濃く残っている。それがクリスマスかどうかはもはや覚えていないが、冬の寒い空気に触れると思い出すのだった。

 

f:id:you5chang:20231231140459j:image
f:id:you5chang:20231231140502j:image
f:id:you5chang:20231231140505j:image

そしてその通りの霧笛楼の横にはかつて産婦人科があり、おれはそこで生まれた。つまり、生まれて初めて肺に入れた空気がここ、元町の空気なのだ。

生まれつき持ったものなのか、元町の空気感はとても好きで、居心地がいい。産婦人科は今は無くなってしまったが建物は未だ健在だ。裏手には丘の斜面が迫っており、なんとなく薄暗いところも

奥まっていて気に入っている。

この界隈は本当に少し進んだところでぐっと空気が変わる。山下に行けば港の空気にもなるし、麦田を越えれば、誇張ではなく天気すら変わる。中華街に行けば、更に異国を感じることが出来る。

そんな色々な空気が交わった場所元町。

いつきても同じ風景で違う風景の素敵な街だ。