39歳の備忘録的日記

39歳の男の思ったこと感じたこと

マイカル本牧

先日、夢を見た。

 

在りし日のマイカ本牧を大人になった今、散策するのだ。懐かしい!あったあったこんなの!と言いながらまわるのだ。もちろん夢なので少しリアルと違うが、当時の雰囲気はそのままで楽しい夢だった。

 

本牧の街が好きだ。本牧といえば今は亡きマイカ本牧だ。

バブル時にマイカ本牧という名の先進的な商業施設ができた。ヨーロッパを模した一つの街のような作りになっており、建物と建物がペデストリアンデッキで繋がりっていて所々に小さな池や彫刻が施されていた。この彫刻や噴水がたまらなく好きだった。ヨーロッパ調の商業施設はここ以外ではお台場のヴィーナスフォート以外、私は知らない。ディズニーリゾートは細部までこだわり、色々なところにディズニーの色が散りばめられているという。マイカ本牧もそんな、丁寧な作りがそこにはあった。日本初上陸の店舗や魅と驚きが溢れる様々な景色。子どもながらにワクワクしたのを覚えている。余談だが、美少女仮面ポワトリンという番組のオープニングやエンディングでもロケで使われていたので、ますます身近に感じたのかもしれない。

 

大人になり、この街に行く機会が増えた。

20代前半に本牧に住んでいる彼女が出来たし、その後は本牧でしばらく働いていた。マイカ本牧のブームはとうの昔に去り、ゴーストタウンのような雰囲気の街があった。イオン本牧という名称にしばらくして変わり、完全にマイカ本牧は完全に過去のものになった。

私はそれでも、本牧、マイカ本牧が好きだ。

あの独特な空気感はまだあるし、本牧の空は変わらない。静かな街並みもそれは魅力があるのだ。本牧がかつての勢いを取り戻すことは、おそらく二度とないだろうが、それでも私は本牧が好きだ。